歯医者はこどもが何歳に
なったら通わせるべき?
乳歯が全て生え揃い、イヤイヤ期が終了する3歳前後にむし歯がなくても一度、歯科医院を受診されることをオススメしています。
色んなことに興味が沸き上がる時期に歯科へ遊びに行くような感覚で受診し、歯科医院という場所、環境にこの時期に慣れておくことが重要と考えています。
また、この時期に正しいお口の健康を守るための習慣を身につけることは生涯、むし歯で困らないための欠かせないポイントです。
歯科検診で行うこと
虫歯の確認
乳歯や生えて間もない永久歯は、虫歯になりやすい状態にあります。また年齢ごとに、「虫歯になりやすいポイント」があります。
すべての歯について、虫歯の有無を丁寧にチェックしていきます。
歯並びのチェック
乳歯・永久歯の歯並びの状態をチェックします。必要に応じて、矯正治療のご検討をおすすめします。
生活指導
口腔の健康にかかわる、食習慣を中心とした生活習慣指導を行います。
レントゲン検査
歯と歯のあいだに生じる小さな虫歯も見落とさないよう、レントゲン検査を行います。
口腔内写真
静止画像により、小さな虫歯や歯茎の炎症をより正確に発見できます。定期的に撮影することで、歯並び、生え替わりの変化も分かりやすくなります。
ブラッシング指導
年齢、歯並び、磨きグセなどに応じた、ブラッシング指導を行います。また親御さんには、仕上げ磨き指導をさせていただくこともございます。
フッ素塗布
歯質を強化するフッ素を、歯に直接塗布し、虫歯予防に役立てます。フッ素塗布は、0歳児のお子さんから受けられる安全性の高い処置です。
当院では、リンゴ味のフッ素ジェルを使用しています。(歯が変色するといったことはありません)
歯医者にはどのくらいの
頻度で行ったらいいの?
お口の状態にもよりますが、おおよそ4ヵ月ごとのペースで通うことが、予防・虫歯の早期発見に有効です。
定期的な受診が大切な理由
虫歯の早期発見
虫歯は、早期のうちには痛みなどの症状がありません。定期的に診てもらうことで、症状のないうちから虫歯を発見することが可能になり、治療に伴う患者さんのご負担も軽減されます。
予防効果を持続させる
フッ素塗布の予防効果は永久ではなく、数カ月ほどで失われます。定期的なフッ素塗布で、持続的な予防効果が期待できます。
また、適切なタイミングでシーラントを行うためにも、定期的な通院は大切です。
ブラッシングの再確認
お口の中は、生え変わり、治療の前後、歯茎の変化等、年齢や状況に応じて刻々と変わっていきます。
お家でのブラッシングスキルもバージョンアップが必要ですね!
お口の健康への意識付け
誰でもできれば「きれいに磨けています」と言われたいものです。特にお子さんの場合、褒められるという成功体験が、お口の健康への意識付けとなり、「次はもっと褒めてもらおう」と歯磨きを頑張るきっかけになります。